昨年の夏 日本でただひとりのチベット医である小川康さんのお話をオンラインで何回か聞く機会を持てました。
チベット仏教、チベット医学については、ほとんど知らなかったのですが、お話を伺っているうちに、なかなか興味深く、引き付けられる何かに出会いました。
まだまだ、言葉にはできないのですが、お話の中でチベット医でてくるの漫画を教えてもらいました。

時は18世紀 漫画の帯に
「心優しい少年と不思議な花嫁が織りなすチベットの日常満載のほのぼの物語」
とあります。
第5巻(最終巻)にチベット医見習いの少年が 薬を作っているところがあります。

チベット文字は四部医典という書物の中の一節をです。それを暗唱しながら少年が薬を作っているところです。
小川さんのお話によると、薬は四部医典の中の一節を唱えながら作るのだそうです。
病気の人の回復を祈りながら、丁寧に薬を作ってい行く様子が ストレートにこの漫画から伝わってきます。チベット医学に惹かれる一つはここにあると思います。
超医学? いや、医の原点かな。
チベット医は 四部医典を全部暗唱しなくてはいけないのです。この暗唱というところにも ちょっと、惹かれる。