若冲はかなり前から好きだったので 昨年の若冲展は3時間半並んでも見たかったので、並びました。
6時間待ちのときもあったそうです。 若冲ファンは 熱い。
その時、すでにこの本は出版されていたのだけれど、作品を見る前に読んでしまうと、自分の目で見られなくなってしまいそうなので やめていました。文庫になっている本を見つけて よし! 時間もあるし、今かな~と 手に取りました。

瞳子さんは表紙のこの絵から、ストーリーを紡ぎだしたのかもしれません。
ストーリーテラーとして凄い。それは 本の帯にも、「三冠達成 2015年時代小説ナンバー1 」とあるので、素人の私のいうところではないけれど、確かに一気に読みました。
私は新しもの好きなので、小説に限っては 2回読むことはほとんど ありません。
でも、今回は読みました。ちょっと変わった読み方で。
本の中で若冲が描いているいる絵はどれだっけ、、と スマホで絵を見つけて(スマホの威力に感謝!!)ふむふむ、そして、私の頭に残っていた映像と重ねて う~ん そうか 、と 確認しながら読む。
若冲の絵のすごさをますます感じました。
もう一つ、時々目にするけど、ほんとは?と思う言葉をスマホで調べました。
浅葱色って??

藍の薄い色だそうです。時々目にして気になってました。
美しい日本語 何となく置き忘れていた言葉がたくさんあって、それが分かると、急に絵が浮かんでくるのです。
そうした言葉に紡がれて いいシーンがたくさんありました。映画になるんじゃないかなあ。。。
(若冲は役所広司しかいないな。。。)
私が京都に大学時代住んでいたことも 楽しく読ませてくれた大きな理由でもあるとおもう。
錦小路も行ったことあるし、相国寺も行ったことがありますが、その時は若冲のことは全然知らなかった。