今回の「ためしてガッテン」で取りげられた しゃっくり脚は いろいろな意味で大変面白かったです。だいたい 脚のしゃっくりという命名がゆかいですね。
いわゆる「しゃっくり」は 延髄の興奮が起きて呼吸が乱れたときに 脳に対して「静かにしなさい」という指令が出せない状態といことで 大人の場合 脳が疲れたりすると出やすいということ、そのために 耳の穴を指でふさいで 圧をかけ 延髄を刺激して 興奮を抑える・・、しゃっくりが止まる、というふうに話が進んでいました。
脚のしゃっくり(見ていない方は わかりにくいですね、寝ているときに 脚がピクッと勝手に動き それが不眠の原因になっているという脚)は脊髄の興奮で起こるということでした。ふむふむ どうやってその興奮をとるのだろう、耳で延髄の興奮を取ったように 何か いい提案があるのかな・・と期待が膨らみました。
脊髄の興奮は手や足の優しい刺激や動きで取ることができますし、脊髄をタッチすることでも取ることができます。フェルデンクライス・メソッドの基本中に基本のテクニックですから。パーソナルレッスンでも グループレッスン(ATMレッスン)でも 軽減できます。 そんな展開かなと思っていましたら、最後は鉄分と お薬でした。
もちろん 薬を全否定しているわけではありません。ほんとに苦しい方はとりあえず仕方ないかもしれませんが、しかし 脊髄の緊張に気付き手放す練習をすれば しゃっく脚にはならないのになあ・・と思って見ていました。
そういうところが ためしてガッテンでは抜けてることが多いなと思います。
「具合が悪かったらお医者さんでお薬もらって治す」という 日本人の体質を作ってるかもしれません。薬のコントロールほ難しいです。笑えない話は結構あるのです。