猫友さんの片付けにかなりの時間を割いております。
色々なものがあるので、大変だけど、中には面白いものもあります。

何でしょう?

綿入れの袖なし….と言ったところでしょうか。
昔、、、50年以上も前の話だけれど京都の祖母が冬になると背中に真綿を薄く伸ばして着物の下に入れていました。
そして、15年ほど前ですが、九州に行った叔母が背中に真綿を入れたいから真綿を送って欲しいというので、ふとん屋さんでやっと手に入れ、送ったこともありました。
そんなことを思い出し試してみました。
10分くらいすると背中の温かさがなんとも幸せな感じになりました。
フェルデンクライスでは、脳は違いを感じることで理解する、、と皆さんに良く言いますが、温かさも脳が違いを感じて、暖かい、寒いと感じるわけです。寒い所から少し暖かい部屋に入れば暖かいと感じますが、ずっとその部屋に居ると実は、結構、部屋の温度が低かったりすることありますよね。
身体の中でも背中が他の部位より温かいと、より、温かさを感じやすいということなんだと、昔の人の知恵を感じました。昔の家は寒かったから、
寒い時、背中が温かいって、とても幸せな気分になったと思います。
今はすぐに部屋中暖かになるので、着るのを忘れますが、時々着ると何とも言えない優しい温かさに包まれます。