やっぱり ほっとする。

今日の題はドキッとするタイトルですね。
私が このことば <自殺細胞>を始めて聞いたのは 指圧専門学校の生理学の授業の時でした。
自殺細胞は 専門用語で アポトーシスと言います。細胞内部で遺伝子によりあらかじめ決められたプログラムに従ってもたらせられる死 だそうです。
発生では 赤ちゃんのお腹の中で 指の間にあったみずかきが脱落していく過程とか、 老化では皮膚のターンオーバーとか、必要に応じて細胞が死んでいくこと。
この言葉を知ったとき 父が無くなる1週間くらい前から、近所の方に最後のご挨拶に行ったとしか思えないように、ご近所に伺っていることを思い出しました。
体の細胞は老化で、そろそろお別れのときだと深いところでわかっていたのだと思ったのです。
それに対して 局所の細胞が死ぬことを ネクローシス=壊死と言います。血行障害とか、やけど、栄養不足などの外因によります。
今年は となりのうちの桑の実(マルベリー)が豊作でした。

しかし 木の栄養が間に合わなかったのでしょう、たくさん ネクローシス=壊死した白い実がいっぱいでした。

でも、私はネクローシス=壊死と思うより 木全体の生命を考えると みんな 少しずつの栄養で元気のない実が付くより 利他的に アポトーシスがおきて 完熟せず白い実なかったような気もするのです。。。