ハナビシソウ(花菱草)カリフォルニアポピーとも。カリフォルニア州の花だそうです。
オレンジが華やかで、公園の花壇のなかで目立ちます。

先日、玉川上水を友人たちと歩いた折、「たわいもないことを話せるって、いいね」と言い合ったのですが、それに関係するような なるほどと思う文を見つけました。
長くなるけど 引用します。
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キャッチボール。
こちらが投げる。あちらが受け取るあちらが。投げる。こちらが受け取る。それだけ。
別に何も生み出していません。
でも、ボールを受け取るときには、グローブが「ぱしん」と小気味の良い音をたてて、掌に持ち重りするボールが投げられる。それを投げ返すと、今度はむこうのグローブが「ぱしん」と音をたてる。
何も生み出しているわけじゃないけれど、なんとなく幸せな気持ちになる。それはボールが送られるごとに、「あなたがいてくれて、よかった」
という祝福の言葉がそれに添えられて送られてくるからです。
飛んでくるボールは「あなたが存在していることを私は認知する。あなたが存在していることから私は喜びを得ている.
だから、これからも存在し続けることを私は祈っている」という強いメッセージを携えています。
人間はそういう祝福の言葉を定期的に服用していない生きていけない生き物です。生理的に生きていけないことはないけれど、生きている気がしない。
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若いときはたわいもない話は 楽しかったけど、無駄な時間に分類していた気がする。
その時間、できれば本を読んだり 自分の興味のあることを深めたりしたい・・と思ってた・・。
でも、この頃、たわいもない話の時間と自分がやりたいことをする時間とが同じか それ以上にいいなと思うようになっている気がします。
ちなみに 引用先のこの本は 内田樹さんの『困難な成熟』という本です。若い人向けを設定しているので分かりやすい。
ありがとうございました。