
(柴又の帝釈堂の外壁はすばらしい木彫で覆われています。床下にも回廊が作られて、目の高さで見られます。)
マグリットは現代美術の画家です。
絵の真ん中に巨大な鼻があったり・・と、わけが分からないとと言えばわからないのですが、
50歳過ぎてからの作品がおもしろくて、惹きつけられます。なんだか・・・です。
クリエイティブなことは若さの特権で、年をとったら、創造性が無くなると思われがちですが、そんなことはないようです。
茂木健一郎が、脳科学的な立場からこう言っています。
「創造性はいろいろな脳の記憶が繋がりあって生まれるもので、年を取るということは 頭の中にたくさんのアーカイブがあるのだから、年をとればとるほど創造性はあるのだ、年をとったら、ダメだと思いこんでるだけ。」と。
マグリットの面白いなと思う作品が50歳過ぎてからのものだと分かった時に、茂木さんの言葉を思い出しました。
年を取ると涙もろくなるのも同じだと思います。
「年をとったらから、涙腺が弱くなって・・」などと言いますが、違うと思います。
たくさんの記憶があるから、一瞬にして脳の中でいろいろな出来事が繋がるので、涙になるのです。
想像性が高くなって、涙もろくなっていると思いたい私です。
靖国神社でたくさん泣いてきました。
今日もありがとうございます。