
(ずいぶん長いこと楽しませてくれました。名前は アカンサス )
ずっと昔、新聞で こんな風に年をとって着物が着られたらいいなあと思う素敵な女性の写真がありました。
帯も 胸元もゆったりときこなしていらして、顔はもちろん年相応に しわもあったけど、凛としている・・・。
最近テレビで見ることがあって ああ、あの写真は篠田桃紅さんという方だったのだと分かりました。
私は欲張りで 100歳まで生きたいと思っているのですが、叔母にそれは贅沢というもだ、99歳にしなさいと言われてから 99歳にしていましたが、103歳で あんなに しゃんと生きていらっしゃるのを見ると、半分冗談で言っていたことが 冗談ではなく言えるような気分になりました。
本も面白かったのですがテレビのほうが 真骨頂を発揮していらっしゃいました。
「私は結婚もしていないし、子供もいないから 地に足が付いていない人間なのです」と 高らかに言うのです。
その映像を思い浮かべながら 本を読んでいると 自由であり自立して生きてきた人の強さと 自然体でいきるすがすがしさを 行間に感じました。
この本のサブタイトルは 「人生は一人でも面白い」。
独り者への応援歌でもあるみたいで 嬉しい。
今日もありがとうございます。