この本が面白い。ちょっと専門的ですが,これに絡んで、今日のテーマです。

先日、若い男性が 口呼吸の改善のために、いらしたので、家でもできるレッスンをいくつかやりました。
顎のレッスンの中で
「下あごだけを右に動かします」・・・これ、結構、難しいです。普段 右だけに動かすことはないから。
始めは あれ、あれっと言ってらっしゃいましたが、手でガイドしたりして できるようになりました。
「では、次は 左に動かしてください」・・・彼は 左へ 持っていけません。手のガイドがないと、右に行ってしまいます。
頭のなかの下あごの地図が不鮮明ということなのです。
かくいう私も 「あごを引く」という動きを正しくしようと 下顎を首の方に引く動きをしていたら、自分では 引いてるつもりなのに、前にだしてしまっています。
そこで、 手を使ったり、歯のずれる感覚を頼りに頭の中に一生懸命身体地図作りをしています。
あごが右左にうごかなくても 困らない?と お考えかもしれませんが、ずっと動かさない筋肉は ないのと同じですから、あごに繋がっっている外の筋肉もだんだん使われなくなって動きの悪い口になってしまいます。あごの痛みもそのうちでるかもしれません。
太極拳でも、先生に注意されたことは 自分では正しくやっているつもり(筋肉に命令している)なのに できていな~い!ということあります。。
神経が筋肉に命令してるのだけど 繋がっていないから、動かないのですよ。
まあ、年を取るとつまずくというのも同じことですけど、若者にも同じように起こっているのだというのを、再認識したのでした。