西東京市のフェルデンクライスレッスン|経絡指圧教室|気功教室

少し前 この前亡くなられた日野原重明さんが 誤嚥を防ぐために、うつぶせ寝を推奨しているときがありました。

これは 三木茂夫先生のの「胎児の世界」という本の中の魚の鰓の筋肉と人間の筋肉の関係についての説明の図です。

これを見つけて、納得、目から鱗?

 

もともとは魚類から、進化して、両生類、爬虫類、哺乳類、、ずっと 姿勢はずっと腹側が下になっていたわけです。

しかし、人間は立つことを選びました。ですから、喉のあたりには 構造的にとても無理な仕組みになっているようです。

 

日々の生活で特段 長い進化の歴史を感じることはありませんが、しかし、深く、深くしみ込んでいるようです。

このところ、うつ伏せで目のレッスンの時に、首の前側が楽になった、あるいは お腹がぐるぐるいいだした、、、顎の緊張がとれて喋りやすくなった などと、目とは関係ないところでの反応が聞かれたので なるほど~~と思い至ったのです。

 

うつ伏せの形になって 内臓が地面の方に自然に重力で、内臓がぶら下がる感じでお腹の緊張がとれたり、、顎が本来の場所にきて、余分な緊張が取れた方もいたのだと思います。

 

フェルデンクライスのレッスンでは なぜこの形でレッスンをするのか 分からないときがあります。自分なりに理屈が付いたものだけやっているのですが、人間の進化の歴史が深く私たちの体に残っているという視点は 身体を理解する上で、新しい眼鏡を手に入れたようで、嬉しいです。