昨年も参加した 中国国家が力を入れている 健身気功という気功のワークショップに行ってきました。

今回 易筋経の講師の先生はお辞儀をしている人で、武漢大学の教授で養生についての専門家です。
気功は体系的なものにまとめられているわけではないので 私は 今まで、いろいろやってきた分、知識は結構あるのですが、どうもがそれが結びつかないところがありました。
今回は 大学の先生ですので、学生に教えるように、順序だてて教えてくれたように思います。
だいたい 易筋経 という言葉自体、お経に筋肉のことを書いてあるお経があるのかと思っていたら、経は 経絡の経で、すじ(筋)の経絡が書いてある本というだけのことらしい、、、(笑)
あと、長年 分からない 『無』が少し 近づいた。。。
瞑想をすると頭が痛くなるのも分かった・・・。
もう一つ、よく 昔は<スジが痛い>といった言い方をしましたが、今は 言いませんね。
私もよくわからなかったのですが、東洋医学的には スジは経絡をまもっている部分を言っていたんだと、納得。
健身気功の易筋経は そのスジを伸ばすための気功として 作られています。
先生の説明が ほんとに フェルデンと重なるので、面白い。
先生は <自分の体の中を感じなさい>、<ゆっくり>と、言い続けてましたし、動きの中に 分化と統合がちゃんとある。
モーシェ・フェルデンクライスは 鍼 灸も勉強した人だから、ヒントは案外 東洋かもしれないと思います。
フェルデンも説明するのが難しいと言われるけど、気功も難しい。
でも、どちらも 面白い。人間の本質に深くかかわるからかな。