西東京市のフェルデンクライスレッスン|経絡指圧教室|気功教室

嚙み応えのある本でした。

このごろ、こういう本はわかりやすく、結果だけ大きな字で書いてある HOW TO本が 多いのですが、ご自分で研究したデータがたくさんのっていて、大事なことを伝えたい想いも いっぱいつまっていました。

 

嚙んだほうが体にはいいだろうけど、今どきは 噛まなくては呑み込めないほど固いものはないので、あまり、嚙む必要性を実感しないのが現実です。

柔らかいものを美味しいと感じる食文化だし、、、。

30回噛む そのために、一口食べたら箸をおく。。というのは ダイエットでよく言われていて、健康のために 30回噛むというのは あまり聞かなかった気がします。

 

それに対して 西岡先生は 噛むことで唾液がでる。その唾液が大事なのだとおっしゃいます。

唾液が活性酸素(細胞の遺伝子を壊し 癌細胞をつくる)の働きを押さえる働きをするということを 唾液を使った実験結果から導き出しています、。

これだけでも十分、よし、嚙むぞ、という気持ちになりますが、

他にも噛むことで 脳の血流が増し、脳の働きが増す。

唾液には若返りホルモンと言われる パロチンが含まれている。

インフルエンザウイルスなどのウイルスを退治する免疫力を高める物質が唾液にはたくさん含まれている。

など、あげています。

東洋医学では 唾液は「神水」と言って大事にします。

カチカチ歯を噛み合わせて唾液を出して それを3回に分けて飲むという健康法があるくらいです。

 

徳川家康は 48回噛んでいたそうです。三浦雄一郎のお父さんはもっと噛んでいたような気がします。

私も頑張ってます。