
これは沖田総司の書です。
なかなかいいです。
昔 ジェット・リーのHERO (英雄)という映画の中で 剣の達人、トニー・レオンが砂を敷き詰めたスペースに大きな棒を筆の代わりにして書の練習をしているシーンがありました。剣と書とは体の使い方心の持ち方が同じようなのだろうと、何となく感じていました。
先日 新選組ツアーをしたのですが、その中で 沖田総司だけでなく、近藤勇の書、などを資料館で見ました。なかなかいい字でした。武士ではない彼らがこれだけの字を書くことができるということに、あらためて、書は体と心で書くのだと思った次第です。
加えて、
昔は紙だって無駄にはできないし、けしごむ、デリート、コピペもない。
失敗は許されない状態で紙に向かうことが また、人を育てる気がする。
書く前には よく考え、文を練り、間違えずに書く。
巻紙に縦線はないのに、まっすぐ書けるというのは 体がしっかりしていたのだと思う。
歳を取ると字が下手になると、ある方が嘆いていたけれど、そういうことだろう。
また、書くということに集中する力は 日常生活でも生かされていたのではないだろうかと思う。
そそかしく、いろいろなところで、あ~~と、嘆くことの多い私としては せめて、
字を書くときに丁寧に書くようにする。
最近、手紙などの宛先を横書きで書くようになっていたけれど、曲がらないよう気を付けながら縦書きにする。