先週の土曜日高尾山に行きました。
zoomレッスンで、立ってバランスをとるということをやった後に、歩きながら、どんなことに注意すればいいのですかと、質問されて、フェルデンクライス的な注意の仕方をお伝えしました。
そこで、実際にじっくりやってみようと思い、お天気もよかったので出かけたのでした。

登りは ゆっくり、足の裏を感じながら歩く。かかとのどこが付いているか、次に足の外側に重さが移動しているのを意識して、指先に重心が移動すると、隣の足が軽くなって一歩前にでる・・・
なるべくかかとは最後まで意識する。踵が私を支えてくれているという安心感は体を軽くする。
どれだけゆっくり歩いても、誰も気にしないので、なるべく疲れない歩きを探していく。
行きは重力に逆らって重たい足を上げなくてはならないので、ゆっくり観察できる良さがある。
帰り路は、重力が私をひっぱってくれるので、体が軽く感じる分足の運びは速くなる。足の裏を観察している暇もない。
が、私はやたらに腕を振っていることに気が付きました。
なるほど、下りで転ばないようバランスを腕でとっていたのです。
バランスがとれると足に余分な力がかかりません。
バランスが取れない状態では 転ばないようにと、太ももや膝などに力が入ってくるので、そこが痛くなるのです。
私はバランスをとっている自分を感じながら ふわふわ、という感じで降りてくることができました。
武蔵境の駅で、ふと、肩の軽さを感じ、腰が楽になっているのに気が付きました。2~3日前に卓球を久しぶりにやりまして、腰が重かったのです。
山下りでバランスをとっていたのがよかったみたい。
いろいろ、学びが多かった久しぶりの高尾山行きでした。