西東京市のフェルデンクライスレッスン|経絡指圧教室|気功教室

7月13日の新聞に「思春期不器用」とのタイトルに目が行って 読んでみた。

これを読みながら 「老年期不器用」と書き換えても 同じだと思って笑ってしまった。

 

思春期不器用の原因は ▽体の急速な発達に感覚器の適応が追い付かない ▽骨が伸びることで柔軟性が低下する。

これを 更年期不器用を当てはめてみる ▽体の急速な老化に感覚器の適応が追い付かない ▽筋肉が固くなることで 柔軟性が低下する

 

従って パフォーマンスが落ちて バランスを崩しやすくなる。

 

この記事の趣旨はスポーツをやっている子供たちが「思春期不器用」の時期に一時的にパフォーマンスが下がったことを気にして、より負荷の強いトレーニングなどをして、体を壊すことがないようにと、注意を促したものです。

 

これは 高齢者も同じだと思います。

 

私の知り合いの方は80歳を超えているのだけれど、60歳、70歳の方と混じって スポーツジムで頑張っていました。

でも、突然、リュウマチになりました。動きすぎででリュウマチ? と 思われるかもしれませんが 筋肉がバリバリに固まってしまっては、血液もうまく流れず 神経に栄養も行き届かず、体の中のバランスが崩れてしまったのだと思うのです。バランスって、立っているときだけのことではない。。。

もう一人、私の友人、お母様が車いすになってしまったので、歩かなければ 私も歩けなくなる!と、毎日たくさん歩いて、歩いて足首を痛めてしまっている友人もいます。

 

思春期不器用の対応に

「不振を解消しようと練習の強度を上げたり、時間を増やしたりしない。」とあります。

老年期不器用には

「体の老化に感覚器の適応を促す。頑張りすぎない。」を心することだとと思います。

 

感覚器と体の適応を促すためには 思春期不器用に対しても 老年期であっても、同じだと思います。ゆっくり、丁寧にすることです。