西東京市のフェルデンクライスレッスン|経絡指圧教室|気功教室

立葵(タチアオイ)

いつも行く公園の途中で見た立葵は もう花がてっぺんまで咲いていました。もう、そろそろ梅雨明け!? 今年は早いかも、、。

どんな美しい花も枯れていく。

私のフェルデンクライスの同期の友人は華やかな方です。お芝居、歌、演出などをずっとしてきて、フェルデンクライスを同業のお仲間に教えてたりして 彼らのパフォーマンスを高めることに力も入れていました。

 

その彼女が、乳癌、再発、そして口腔癌。抗がん剤はやらなかったけれど、最新の癌治療は最後までやりました。

私のところには昨年の暮れから、身体が楽になる。。ということで 来られるときは週2~3回来て、レッスンを受けてくれました。

自分で車が運転できなくなって来られなくなりました。その時点で余命1ヶ月と宣告されていました。

それなのに、なのか、それだからなのか、彼女はたくさんの人に感謝を伝えたいと、1と月後に生前葬をやりました。

もう、立っているのも辛いのに、ダンスを通して生きることを表現し、なるほど、と思わせる生前葬を演出しました。

 

一つの典型を見せてもらいました。

最後まで戦い続けるという生き方。

 

私はどうするだろう。

 

癌は体の中にある悪いもを集めてくれてできたもの・・・千島学説というそうだけど、そんな気がする。

身体で起きている一見悪いことは、身体が最善を尽くしてくれているプロセスだと私は思っているからだ。

私は戦わないだろうな。。。と今は思っている。けど、今日は歯の神経を少し殺してきてしまった私だから、分からない。。

 

食べられない、痛みがひどい、、骨と皮ばかりになった彼女を触り、痛みについて話したり、ホスピスの話をしたりしているのに 死がリアルではないという不思議な感覚にちょっと戸惑うところがある。

 

自分を守るための 脳の仕組みかと思う。