猫のこういう顔も、たまらん!


月に2回 ご自宅に出張して 治療をさせてただいている 高齢の方がいらっしゃいます。体のあちこちの関節に金属がはいっているので、少し、足を引きずられたりしますが、頼まれてはいろいろボランティアをされています。
その方が、首にできた腫物を取るための検査入院をされたのですが、その時に肺に癌が見つかってしまったのです。
そうしたら、とたん、歩けなくなって、 もうこのまま車椅子の生活になるのか、、と思われたそうです。食欲もなくなり、ぼ~っとしていたけれど、少しずつそれを受け入れることができて、少し元気になったので、私のところに電話をかける気持ちになれた、とおっしゃってました。
筋肉の中でも骨格筋と呼ばれる筋肉は歩く 走る 座るなどの一連の動作を作り出します。
その筋肉はとても気持ちと深く関係があるということは フェルデンクライスのレッスンの本のタイトルに、必ずついているので、知識としては持っていたけれど、実感があまりなかったのですが、今回のお年寄りの件はとても、リアルでした。
フェルデンクライスの講習で、先生が嫌な感情は筋肉に閉じこめてしまうのです、という話をされたことがありました。
感情を閉じ込めて前に進まないと!と いうことで頑張り続けると、それがある日、耐えられなくなって痛みになることもあるし、ならないまでも不調をつくりだします。
不思議なことに 感情の種類によって閉じ込めるところが違うようで、怒りは腰みたいです。昔「腰痛は怒りである」という本がありました。
悲しみは肺です。昔、横隔膜をぐ~~~と押されたら、悲しくもないのに涙が2~30分流れ続けました。私も自覚なしに貯めてたみたい。
腰が抜けるという表現もありますが、自分を支える力がなくなってしまうのは、驚きの感情でしょうか?