西東京市のフェルデンクライスレッスン|経絡指圧教室|気功教室
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(草月展に行ってきました。時々、レッスンに来てくださる佐藤美樹さんの作品です。赤い花はアマリリス、赤い実は月桃です。)

 

先日の川崎のATMのレッスンの時に お一人がご自分の小さいときのことを話してくださったのですが、凄い!

5歳くらいの時アブに刺されたそうで、その毒が右足全体に回って 膿が太ももの付け根までたまったそうです。

戦争中だったので、オキシフルしかなく、足に切り口を作ってそこからさらしを入れて 膿をかきだしたそうです。

聞いているだけでも、ぞぞぞーなのですが、麻酔もなくそんな荒療治は痛くなかったのかと聞きましたら、覚えていない、でも その部屋にいたときの恐怖は覚えているとおっしゃいました。

 

たしかに痛みは忘れると聞いたことがあります。

特に女性は出産の痛みを早く忘れないと、次の子供を作らないからだというのです。

なるほど、生きていくための知恵だなと思いました。

 

恐怖を忘れないのも 生きる知恵なのでしょう。

危険なことを回避するために 覚えておいたほうがいいからです。

阪神・淡路大震災や 3.11の災害の恐怖はまだ、記憶に新しいし、多くの方も、大なり小なり 恐怖の経験はあると思います。

恐怖の記憶は嫌だけれど よりよい未来を創るための ステップにもなるはず。。。

 

でも、恐怖の記憶をコントロールできなってしまうと トラウマになってしまうのか・・と、

その方の話伺いながら、考えていました。

 

私も痛くてぽろぽろ泣いた記憶はあるけれど 痛みは忘れてます。

人間はほんと、生きやすく進化してきているんだなあ。

 

今日もありがとうございました。