スウェーデンの精神科医の著作。この本の前に「スマホ脳」という本も話題になりました。

大変おもしろく読みました。最近私は山登りの時、息を切らして坂道を登って辛いのに楽しいのは自然が五感を刺激するからだと思っていましたが、それだけではなかった。
息を切らして心拍数を上げることが 長い長い狩猟採集民族として生きていた人類の喜びであった!
走って獲物を捕まえる。脈拍を上げるといいことがある、嬉しいことがある。その長い長い長い歴史が体に刻み込まれている、、、、
その喜びのもとはドーパミン。ドーパミンは海馬を大きくする。それは、脳力全部アップにつながるというわけです。
最近寒さのために朝の太極拳に行けないので、私の生活の中にちょっと、心拍数を上げるメニューを入れました。
エアー縄跳び、しこを踏む、駅の階段を少し駆け上がる。
脳のことだけでなく、やっぱりね、不都合な真実は知らされないのね、、ということも分かりました。
うつ病には 薬より、運動することの方が効き目があるとたくさんの研究論文があるにも関わらず、多くの人は薬を使って治療をしようとする。
なぜか?
「新薬のマーケティングの費用は莫大にかけられる。それに対して運動が抗うつ剤と同じ効き目がある、という情報を広めることにどれだけ費用がかかるだろうか、それをだれがやれるのだろうか。莫大な利益をもたらす薬のマーケティングには際限なく費用がかけられても 運動がうつ病に効くなどという情報にビジネス的な興味を持つ人はいないのである。運動がうつ病に及ぼす効果があまり知られていない理由はそこにある」
最近のコロナワクチンでもそれを感じています。きちんと事実を公表しないで、ワクチンを使わなくてはというビジネスと政治がくっついているように思えます。