
鄭氏太極拳は 鄭曼青(チェン・マン・チン)先生が 楊澄甫師から伝授された楊式太極拳のなかで 重複した型を削除して三十七に簡化したものです。
鄭曼青(チェン・マン・チン)は 詩、書、画、医、拳の五芸では その技芸を凌ぐものはないということで『五絶大師』といわれたそうです。五芸の中に拳が入っているのです。 ちょっと、いいでしょう?
昔、中国では武術をする人は 鄭曼青(チェン・マン・チン)のような文化人か、警護などの仕事をするためにやる人々と二極化していたようで、『イップマン』『グランド マスター』というカンフー映画をみるとよくわかります。
台湾に研修で行ったとき そんな名残を感じました。お金持ちが多いのです。会の運営も たくさんの方の寄付で運営されているので 私たちも信じられないくらい安いお金で研修を受けることができました。
また、講師としてきてくださっている方も みなさん無償だとか・・・。世の人にとって良いもの=太極拳を 広めたい伝えたいという鄭曼青(チェン・マン・チン)の高い志をうけついでいるように思いました。
鄭曼青(チェン・マン・チン)の太極拳はユーチューブでも見られます。シンプルで美しいです。