西東京市のフェルデンクライスレッスン|経絡指圧教室|気功教室

花の写真でなくて恐縮。膏肓(こうこう)という ツボ の場所です。

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この言葉は故事ことわざ辞典によると、「膏」は心臓の下、「肓」は横隔膜の上のあたりということで( 肩甲骨の裏側といえばいいかな )鍼もさせない、薬も効かない場所で 治療のしようがなく病が重くなるというところから 転じて 趣味や道楽が過ぎて手がつけられなくなったことをいうのだそうです。

 

私がこの言葉を治療的な観点で説明するとこうなります。

体の外側==筋肉が傷んでいるうちは 体はまだ、治りやすいけれど、筋肉の痛みをほっておくと 内臓が傷みだす。病が内側に行くと治りにくい。

体にコリをためると、血液循環が悪くなるわけで 内臓にも血が届きにくくなって、内臓が傷んでいく訳です。

 

大学時代の友人を一時 治療していたことがありました。

背中が硬くて、代謝も悪いから 背骨の周りに脂肪の塊ができたりして、手術でそれを取ったりしてました。

背中、胸全体が硬かった!

その彼女が 肺高血圧という病気になって手術を去年したのです。

肺の何か所かに 血栓ができたので そのために肺の血圧が上がってしまうのです。

手術しか治せないということで 血栓を取る 大手術を2回もやりました。幸い 今は元気で、歌を歌えるほど元気になり、コンサートのご案内が来て、改めて思ったのです。

 

あんなに背中や胸を固めずにいたら、病気にならなくて済んだのに・・・

でも、辛いこと、嫌なことを 胸や背中を固めて、ぐっとこらえて、乗り切ってきたのだと思うのです。

 

そんなわけで、私のできることは 固めた体を緩めることで、病膏肓に入らないようにしましょうと 伝えることかな・・と、これまた、改めて思ったのでした。

 

今日も読んでくださってありがとうございました。