
この本を特に推薦するというわけではないのですが、新しい本ですから 話題が新しい。
陸上の桐生君が出てきます。
甲野善紀さんは武術研究から、昔の人の体の使い方が、今の人の体の使い方が違うと発見したことや、
無駄のない体の使い方をすれば疲れないということで、スポーツや介護に役立つ動きを 工夫されたりしてきた方です。
武術好きの私は 今までも何冊かご本は読んでいます。
松村さんは今 話題の100m走者の桐生君を指導しているトレーナーです。
桐生君のトレーニング法が書いてあります。それが今までとは違うのです。
慣れ親しんだことから離れるのは難しいでも書きましたが
この本では「変わりましょうよ、変わるとこんなにいいことがおきますよ」と熱く訴えている本です。
気持ちはよ~くわかります。
桐生君がこの調子で、いい成績をあげたら、トレーニング法もかなり変わるのでは・・お二人は期待しています。
そうだ、そうだと思うことが もうひとつ。
「スポーツを科学でとらえようとすることに無理がある」というところ。
宇宙のこともほとんどわかっていないように 人間の体もほとんどわかっていないのに それを科学的に
全部説明できるかのように 考える傾向がありますよね。スポーツだけでなく体の動き一つとっても全部説明できるものでは
ないと思います。もっともっと、自分の体にトータルに聞いていく・・ほんとにこれがいいのかな・・自分で確かめながらいった
ほうが 確実に目的に近づいて行くとおもいませんか?
体の声を聞く力をつけていくことが大事だとおもうのです。
今日もお付き合いくださいましてありがとうございました。
天才は 教えてもらわなくても この力を持っている人なのではないかと 誰かが言ったような・・・