
フェルデンクライスの仲間の1人が 俳優座劇場で、舞台に立ちました。
同じ年ですが、ずっと表現活動を続けているので、歌にしてもダンスにしても すご〜いです。
今までは、赤字覚悟の自主公演が多かったのですが、今回は、ギャラがもらえると言ってましたが、ポスターにちゃんと名前が載っていました。
笠松真智子です。
お芝居のタイトルは「夜を急ぐ者よ」
ストーリーは、60年代の学生運動のリーダー (過激派と呼ばれていましたが) がその時代の清算をするのに、誠実なあまり、不器用に生きるしかなく、ヤクザになってしまい、愛する人に再び会えたのに、、、といったものです。
心象風景を 歌とダンスで表し、あの時代に流行した歌や、ジョン・レノンのイマジンが時代の風景を作っていました。
私は リアルタイムで生きていたので、かかっている音楽はすべて が懐かしく その時代に溶けていくような気がしました。
舞台の若者が過去を引きずりながら、必死に生きている姿は、きっと、誰もが自分のことのように見ていたとおもうのです。
私は 過去の失敗を「あれはあれで良かったのだ」とおまじないのように いうことで、過去を引きずらないようにしていますが、このお芝居を見ている間 過去の私が 何だか とても愛おしくなりました。
こういう過去との向き合い方ができたのは 良かった!自分に優しくなれた気がしました。
今日も読んでくださりありがとうございます。
私の友人は 沖縄のおばあと占い師の役でした。
若者がほとんどの舞台で 彼女のおばあさんは存在感ありました。年寄りも必要です。